Azimuth(アジマス)[ADV]

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概要

アジマスは左右のチャンネルのゲインとディレイの調整を行います。左右のゲインやディレイに対する調整が可能なアジマス調整を使用することにより、テープに録音されたオーディオなどに発生するオーディオの不整を改善させる事ができます。

操作項目

Azimuth module interface
  • LEVEL(レベル) (dB): 左右のゲインを手動で調節します。
  • ADAPTIVE MATCHING(自動マッチング): 有効化すると自動的な時間変動調整により、左チャンネルのレベルに合わせる形で右チャンネルのゲインを調節します。
  • DELAY(ディレイ) (サンプル/ms): サンプル単位あるいはミリ秒単位で左右のディレイを手動調節します。正確なアジマス修正を実現するため、RXはサブサンプルのディレイを達成すべくオーバーサンプリングを用います。
  • ADAPTIVE AZIMUTH ALIGNMENT(自動アジマス配置): 自動的な時間変動調整により、左チャンネルの波形に合わせる形で右チャンネルのディレイをサンプル単位で調節します。
  • SUGGEST(推奨値を分析): 選択されたオーディオが分析され、ステレオチャンネルの整合性を取るべく適当なゲインやディレイの値が割り出されます。

Suggest及びAdaptiveモードはステレオファイルのみの機能

Suggest及び自動マッチング機能はステレオファイル向けの機能であり、モノファイルが選択されている時は、アジマスモジュールのインターフェース上では無効の状態になります。

Azimuth module interface when used on mono file

更なる情報

ゲインやディレイの配置問題に対してアジマスを使用する

アジマス調整は、不安定なゲインや左右のチャンネルのディレイのズレに対して有効です。
例えば、こうした問題は、テープヘッドが然るべき配置になっていない場合などに発生します。

センター抽出を使用する前にアジマス処理を実行する

より良い結果を得るため、センター抽出の前にアジマス調整を実行することが推奨されます。