アプリケーション・メニュー

Application menu bar

File(ファイル)

ファイル・メニューにはファイルの作成、インポート、そしてエクスポートのオプションがあります。RXオーディオ・エ ディターでのファイル管理についての詳細は、Working with Files(ファイルの作業) のチャプターをご覧ください。

RX Audio Editor File Menu

Edit(編集)

編集メニューには以下のオプションがあります。(訳注:機能名の後にある[ ]はショートカット・キーを表します)

RX Audio Editor Edit Menu
  • 取り消し [Ctrl/Cmd-Z] 前回の処理を取り消します。
  • やり直し [Ctrl/Cmd-Shift-Z; Ctrl/Cmd-Y] 取り消しをキャンセルします。

取り消し履歴

RXオーディオ・エディターにはUndo History(取り消し履歴)があり各ファイル・タブにイ ベントをリスト化しています。取り消し履歴リストはファイルに適用したすべての処理や編集指示をリストにしたもので す。

  • Cut[Ctrl/Cmd-X](カット) 選択中のオーディオを除去して一時的にクリップボードに保存します。
  • Copy[Ctrl/Cmd-C](コピー) 選択中のオーディオのコピーを作成してクリップボードに保存します。
  • Paste[Ctrl/Cmd-V](ペースト) コピーまたはカットによりクリップボードに保存したオーディオを現在のカーソル 位置に貼り付けます。
  • Paste Special(特殊ペースト) 以下はクリップボードのデータを張り付ける追加オプションです。
    • Insert(インサート) [Ctrl/Cmd-Alt/Opt-V]:クリップボードからオーディオを挿入してその分プロジェクト・ ファイルのオーディオを移動させます。(上書きしません)
    • Replace(置き換え) [Ctrl/Cmd-Alt/Opt-Shift-V]:プロジェクト内のオーディオをクリップボードのオーディオ と置き換えます。
    • Mix [Shift-V](ミックス):クリップボードのオーディオとプロジェクト内のオーディオを結合します。
    • Invert and Mix [Alt/Opt-V](反転してミックス):クリップボードのオーディオを反転させてプロジェクト内の オーディオと結合します。これは2つの信号の差を計算するのに便利です。
    • To Selection [Alt/Opt-Shift-V](選択範囲にペースト):クリップボードのオーディオをその長さに関わらず選 択範囲内にのみペーストします。コピーしたオーディオが選択範囲よりも長い場合、オーディオはその分切り取られま す。選択範囲の方がコピーしたオーディオよりも長い場合は残りのスペースに無音を挿入します。
    • To Clip Gain Only [Ctrl/Cmd-Shift-V](クリップゲインのみペースト):選択範囲ににクリップ・ゲイン情報の みペーストします。
  • Deselect [Ctrl/Cmd-D](選択解除) オーディオを選択している場合、それを解除してアンカーをその範囲の始点に 置きます。
  • Reselect [Esc](再選択) 何も選択していない場合、前回の選択範囲をもう一度選択します。
  • Select All [Ctrl/Cmd-Shift-D](すべて選択) ファイル全体を選択します。
  • Invert Selection [Ctrl/Cmd-Shift-I](選択範囲を反転) 現在選択していない箇所を選択します。
  • Invert Selection Frequencies [Ctrl/Cmd-I](周波数選択を反転) 現在選択していない時間の範囲を選択します。 これは最初に処理したくない箇所を選択してから周波数選択を反転し、調整処理を行うのに便利です。
  • Select Harmonics [Ctrl/Cmd-Shift-H](ハーモニクスを選択) 現在の選択範囲によりハーモニクスを入れるように 調整します。この機能を上手く使うには、シンプルに基本倍音のみを範囲選択するようにしましょう。マジック・ワンド のツールを使うと自動的に適切なハーモニクスが範囲選択されます。
  • Begin Selection at Playhead [Left Bracket](再生ヘッドから選択開始[始点]) 再生中のみ オーディオが選択 されている場合、現在の再生位置を選択範囲の始点にするよう自動調整します。
  • End Selection at Playhead [Right Bracket](再生ヘッドから選択終了[終点]) 再生中のみ 自動的に現在の再 生ヘッドの位置と元々の再生ヘッドのアンカー位置の間を自動的に範囲選択します。
  • Delete Selection [Delete on a time selection](選択範囲の削除)[時間指定選択で削除] 選択したオーディオを 削除してタイムライン上の前後のオーディオを繋げます。
  • Silence [Delete on a frequency, time-frequency, or freeform selection](無音挿入[周波数、時間-周波数の指 定、または自由選択で使用] 選択したオーディオを削除して無音にします。
  • Trim to Selection [Ctrl/Cmd-T](選択範囲のトリミング) 選択範囲以外のすべてのオーディオを削除します。
  • Add Marker or Region [M](マーカーまたはリージョンの追加) 現在のカーソル/再生ヘッドまたはオーディオの選 択範囲にマーカー・ポイントを作ります。
  • Edit Cursor Mode(編集カーソルのモード) 編集カーソルの動作を時間、時間-周波数、周波数、またはズームに 変更します。また、カーソル・モードはボタンからこれらのモードを選択することもできます。
    • Select Time [T](時間選択) 時間指定で範囲選択します。
    • Select Time/Freq [R](時間/周波数選択) 時間-周波数指定を行う長方形の範囲選択です。
    • Select Freq [F](周波数選択) ファイル全体における周波数指定で範囲選択します。
    • Lasso [L](なげなわ) 自由な形状で範囲選択を行います。
    • Selection Brush [B](選択ブラシ) 設定した半径を持つ円で範囲選択します。
    • Selection Wand [W](選択ワンド) カーソルの下にある何らかの形状を持ったものを自動的に選択します。(マ ジック・ワンド)
    • Zoom Time [Z](時間をズーム) 時間軸に対してズームします。
    • Zoom Time/Freq [Shift-Z](時間/周波数をズーム) 時間と周波数、両方の軸に対してズームします。
    • Zoom Freq [Alt/Opt-Z](周波数をズーム) 周波数軸に対してズームします。
    • Grab Time [G](時間をグラブ) 時間軸をグラブ、ドラッグして移動します。
    • Grab Time/Freq [Shift-G](時間/周波数をグラブ) 時間/周波数の両方をグラブ、ドラッグして動かします。
    • Grab Freq [Alt/Opt-G](周波数をグラブ) 周波数軸をグラブ、ドラッグして移動します。
  • Snap [Ctrl/Cmd-Shift-;](スナップ) 選択範囲を"Snap To"のサブ・メニューで選択した項目にぴったり合うよう にスナップする機能です。
  • “Snap To"のサブ・メニューの項目
    • Markers(マーカー)
    • Ruler Coarse(目盛/粗く)
    • Ruler Fine(目盛/細かく)
    • Zero Crossings(ゼロ・クロス地点)
    • All(すべて)
    • None(なし)

View(表示)

表示メニューには以下のオプションがあります。

RX Audio Editor View Menu
  • Collapse/Expand Module Panel(モジュール・パネルの折りたたみ/拡大) RXのモジュール・リストのパネルをアイ コン表示に縮小します。
  • Time Format(時間形式) RXの時間スケールと再生ヘッドの位置表示カウンターでは違う時間単位を表示させることができます。 時間形式の詳細はTransport(トランスポート) のチャプターをご覧ください。
  • Follow Playhead [Ctrl/Cmd+P](再生ヘッドの追跡): 再生中、表示位置を再生ヘッドに追従させるか設定します。
    • Page mode(ページ・モード) ではひとつの表示範囲ごとに再生ヘッドを追従します。
    • Continuous mode(連続モード) では再生ヘッドを常に中心に置き、ファイル内を移動します。
  • Effect Overlays(エフェクトのオーバーレイ) このサブ・メニューはDe-clip(クリック除去)Spectral Repair(スペクトル修復)モジュールを使った特殊表示機能をオンまたはオフにしま す。オーバーレイを表示するには、表示メニューからオプションを有効にして、対応するモジュールのウィンドウを開く必要があります。
    • De-clip Threshold(クリップ除去のスレッショルド) 波形が表示されていると、画面内にスレッショルド設定用 の白い線が表示されます。この線でクリップ除去のスレッショルドを調整できます。
    • Spectral Repair Source Regions(スペクトル修復の音声の範囲) Spectral Repair(スペクトル修 復のモジュールの効果が及ぶリージョンの境界線を表示します。
  • Clip Gain(クリップゲイン): メイン編集ウィンドウのクリップ・ゲイン・エンベロープを有効/無効にします。 このクリップ・ゲイン曲線は選択ツールボタンの右端にある"View Clip Gain"のボタンか、Command+G(Mac)または Ctrl+G(Windows)のショートカット・キーでオン/オフの切り替えもできます。
  • Show Channels Separately(チャンネルの分割表示): スペクトル/波形画面でチャンネルをどのように表示するか 設定します。有効の場合、各チャンネルはメイン画面でそれぞれのレーンごとに描画されます。無効の場合、1つの画面 に合わさって描画されます。特にマルチ・チャンネルのファイルに作業を行う時に、優れた垂直方向の解像度で確認がで きるので大変便利です。このオプションは小型の波形概観図の左側にある"Channel View"のボタンか、Command+Shift+C (Mac)またはCtrl+Shift+C(Windows)のショートカット・キーで切り替えることもできます。
  • Spectrogram Settings(スペクトル表示設定) ウィンドウを開きます。
  • Enter full screen(フル・スクリーンに入る) フル・スクリーン・モードを有効にします。

Modules(モジュール)

モジュールのメニューには設定したオプションによって、モジュール・ウィンドウを開く、ウィンドウを開けずに選択範囲 に分析機能を行う、そしてウィンドウを開けずに選択範囲のレンダリングを行うといった動作を行うことができます。

Open Module Window(モジュール・ウィンドウを開く)

このメニューから選択したモジュール・ウィンドウを開きます。

Modules Menu

Learn(分析)

モジュール・ウィンドウを開けずに選択範囲に分析を開始します。

Learn module

Render(レンダリング)

モジュール・ウィンドウを開けずに選択範囲のレンダリングを行います。

Render Menu

Transport(トランスポート)

トランスポートのメニューには以下のオプションがあります。

Transport Menu
  • Input Monitor [Alt/Option-I](入力モニター) 入力モニターを有効にします。有効時、RXの入力信号はRXの出力 信号にルートされます。
  • Arm for Recording / Record / Stop Recording [Alt/Option-Space](録音準備/録音/録音停止) 録音を行うため のステップを順番に行います。新しいファイルが開かれていない場合、録音準備の動作によってファイルの新規作成のダ イアログ・ボックスが表示されます。
  • Rewind [Return](巻き戻し) 再生ヘッドをファイルの始点にセットします。
  • Play/Stop [Space](再生/停止) 再生を開始、停止します。入力モニターが有効の場合、再生中は入力モニターが 一時的に停止されます。
  • Loop Playback [Control/Command-L](ループ再生) ループ再生を有効、無効にします。もしファイルで何も選択し ていない場合、再生位置がファイルの終点に辿り着いたとき、ファイルの始点に戻って再生します。
  • Playhead Follows Playback [Control/Command-R](再生ヘッドを再生箇所へ追従): 再生停止時の再生ヘッドの動 きを設定します。有効の場合、再生ヘッドはアンカーに戻ります。(再生を行う前の位置)
    • これは比較処理に便利です。無効の場合、アンカーは現在の再生ヘッドの位置にセットされますので、ファイルの不規 則性を確認する際、ファイル内を移動するのに便利です。

Window(ウィンドウ)

ウィンドウのメニューには以下のオプションがあります。

Window Menu
  • Batch Processing [Ctrl/Cmd+B](バッチ処理): バッチ処理によるファイルの処理を行います。詳しくはBatch Processor(バッチ処理)のチャプターをご覧ください。
  • Waveform Statistics [Alt/Opt+D](波形の数値): 振幅の計測による様々な数値情報を確認できます。詳しくは Waveform Statistics(波形の数値)のチャプターをご覧ください。
  • Spectrum Analyzer(スペクトル・アナライザー): オーディオの分析表示できるスペクトル・アナライザーを表示 します。詳しい情報はSpectrum Analyzer(スペクトル・アナライザー)のチャプターに記載し ています。
  • Markers and Regions [Alt+M](マーカーとリージョン):オーディオ内の特定のポイントや範囲を定義、保存する ことができます。 。詳しい情報はMarkers and Regions(マーカーとリージョン)のチャプ ターに記載しています。
  • Close All Floating Windows/Reopen Closed Windows [Ctrl/Cmd+Opt+W](子ウィンドウをすべて閉じる/開きなおす) すべての子ウィンドウを閉じるか、開きなおします。
  • File Info(ファイル情報): オーディオ・ファイルのメタデータやその他の情報を表示します。詳しくは Working with Files(ファイルの作業)のチャプターをご覧ください。
  • Next File [Control+Tab](次のファイル) 現在のファイルのタブから次の順番のファイルに移動します。
  • Previous File [Control+Shift+Tab](前のファイル) 現在のファイルのタブから前の順番のファイルに移動します。

Help(ヘルプ)

ヘルプのメニューでは製品マニュアルや、Keyboard Shortcut Guide(キーボード・ショートカット・ガイ ド)を開いたり、オンラインのチュートリアル・ビデオのページにアクセスすることができ ます。

Help Menu

RX 9.3.0