はじめに
はじめに
RX 8へようこそ!RX 8の新機能では圧縮音声などの帯域の制限されたコンテンツをリカバリーしたり、ワウやフラッターを 修正したり、ギターの録音を整音したり、ラウドネス基準に準ずるデータを作ることが出来ます。また、Batch Processor、Music RebalanceやDe-humも大きく改善されました。更に、水平方向のスクロールやセッティングの移行が可能 になった他、同時に開けるファイルの数を16から32に増えました。
RX 8の新機能
- Spectral Recovery (スペクトル上の欠落した情報のリカバリー): ADV帯域が制限されたコンテンツに自動的に高域の成分を追加し、音声圧縮によって生じた周 波数スペクトラムの穴を埋めます。
- Wow & Flutter(ワウとフラッターの除去): ADV テープや光学ディスクからのデータの転送時に生じる非常に短い時間内のピッチの変化(フラッター)や長い時間をかけ たピッチの変化(ワウ)を自動的に修正します。
- Guitar De-noise(ギターのノイズ除去): STD & ADVアコースティックギターやエレクトリックギターの演奏に由来するノイズ(弦の擦れる音、ピッキング、 アンプのハム等)を除去します。
- Loudness Control(ラウドネスの制御):
STD & ADV RX 7
のLoudnessが本バージョンでLoudness Controlに刷新されました。ヒストリープロットが追加され動作が軽快になった
他、ラウドネス基準やプリセットもアップデートされています。
- Music Rebalance: STD & ADVRX 8.1から、Apple LogicでARA 2プラグインとして使えるようになりました。
改善点と最適化された点
- Batch Processor 設計を見直しより多くのファイルを扱えるようになりメタデータを
保持できるようになった他、複数フォーマットを一度に書き出せるようになりました。
- ファイル出力: 処理後のファイルをソースフォルダに保存するのが簡単になりました。RX 8.1の 新機能
- プリセット: 出力先の選択とModule Chainの設定がプリセットに一緒に保存されるようになりました。RX 8.1の 新機能
- Music Rebalance: STD & ADV自動ステム分離を追 加した他、ソースの分離のクオリティが飛躍的に向上しました。
- De-hum 再設計されより細かな調整が出来るようになり、オーディオのスペクトラム表示が出来 るようになった他、高周波の倍音やバズを除去するためにノッチフィルタの数を16バンドに増やしました。
- 水平方向のスクロール: マウスやトラックパッドを使ってスペクトログラムを素早く左右に移動することが出来るよ うになりました。
- セッティングの移行: キーボードショートカットをマシン間で、また別のバージョンのRXから自動的に移行できるよ うになりました。
- 最大同時編集ファイル数: 16個から32個に増えました。
- その他RX 8全体にわたって多くの改善とバグ修正が為されました。
RX 8.5.0