Batch Processing(一括処理)

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概要

一括処理機能を使用する事により、複数のファイルからなるグループに対して処理を自動化できる他、ファイルに対して複数のモジュールの処理を適用する事ができます。

Batch Processor interface

ワークフロー

ジョブベースの一括処理

‘File -> Batch Processing’を選択する事により、いつでも一括処理画面を表示させる事ができます。RXの一括処理画面には、各処理が個別のJobとして画面左側に表示されます。デフォルトでは、一括処理画面を開く度毎に新規Jobが作成されます。

Addボタンをクリックすることにより新規Jobが追加できます。

Removeボタンをクリックすることにより選択されているJobが削除できます。
Jobにファイルを追加するには、Batch Processor画面のInput FilesセクションにあるAdd Filesボタンをクリックするか、あるいは、ドラッグ・ドロップ方式で行ってください。

処理の手順

ここでは上記の’Input Files’にある各ファイルに対し、どのような順序で処理が行われていくのか定義付けを行います。

ドロップダウンメニューより任意でモジュールを選択し、”+“及び”-“ボタンでプロセスの順序に対し段階の増減を決める事が可能です。各モジュールは既存のプリセットを使用するか、手動で任意の設定を行う場合は”View”ボタンをクリックします。モジュールの設定が決定した後は、”Record”ボタンをクリックし、処理手順の設定を保存してください。

一括処理の実行

一括処理の順序が決まりましたら、次はその下のオプションより、行き先となるディレクトリ、ファイル名方式、タイムスタンプ情報、そして出力ファイルのビットレートとディザーのオプションを設定します。

Jobの編集が終了しましたら”Process”ボタンをクリックします。RXが各Jobの実行を開始すると共に、該当するオーディオファイルに対する経過が表示されます。作業をキャンセルする場合は、”Cancel”ボタンをクリックしてください。

必要に応じて同時に複数のJob実行が可能です。

注: RXの一括処理機能はバックグラウンドで処理されますので、並行して他の作業を継続する事が可能です。

Pause Allボタンを使用すると、全てのJob作業が中断されますので、一括処理を一時中断してCPU負荷を減少する際に便利です。

‘Duplicate Processing Steps’ボタンをクリックするとRX内のモジュールの処理手順と類似した新規Jobが作成されます。

各Jobは使用するオーディオファイルとは独立した形でRX内に保存されますので、別のプロジェクトであっても簡単にリコールする事ができ、作業時間の短縮に繋がります。