トラックリファレンス

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概要

Ozone 8のトラックリファレンスは、DAW内の音楽の対比と比較を手助けする信頼性の高いワークフローです。Ozoneの新しいリファレンス操作パネルを使用すると、リファレンストラックを最高10トラックまでインポートでき、重ねて表示されたスペクトラムメーターにより音楽内の相違が視覚化され、試聴パネルにて手早くA/B比較を行うことができます。

ref panel

リファレンスにインポート

リファレンス操作パネルには、Ozoneインターフェース右下にある“Reference”ボタンをクリックするとアクセスできます。Ozone 8アプリケーションとOzone 8プラグインには、最大10のリファレンスファイルを加えることができます。

リファレンス操作パネルの空きセクション中央にある“+”ボタンをクリックして読み込むリファレンスファイルを選択してください。

サポートされるファイル形式

サポートされるファイル形式
wav
aif/aiff
mp3
AAC
FLAC

リファレンス操作パネルには同時に最大10のリファレンストラックを読み込めます。Ozoneアプリケーションでリファレンス操作パネルを使用する場合、読み込まれたリファレンスは別々のトラックで共有されます(例: Ozoneプロジェクトの各トラックのリファレンスパネルには、同じリファレンストラックが表示されます)。

ループ区画

リファレンス操作パネルにトラックが読み込まれると、波形表示上にハンドルが出現します。各ハンドルは既定ループポイントの境界線を表します。ループ境界は、トラック内で検知された類似箇所を基に設置されます。この技術は、Ozoneアプリケーションで波形に区分線を生成する際に用いられるマシーンラーニング技術と同様です。 デフォルトでは、各区画はA/B/C/D/Eという具会に、文字で名称が付けられます。

ループ区画の名称変更

segment names

リファレンス操作パネルでは、以下の方法でループ区画の名称が変更できます:

  • 現在の名称をダブルクリック
  • テキストボックスに名称を入力
  • Enter/Returnキーを押して変更した名称を保存

リファレンス再生のループ

特定の区画をループ再生する場合は、区画の開始と終了ハンドルの間をクリックします。“Select all”ボタンをクリックすると、ファイル全体をループ再生することができます。

選択済みリファレンスの削除方法

リファレンストラックのタブが選択された状態で‘x’ボタンをクリックすると、リファレンス操作パネルから選択されたリファレンストラックを削除することができます。

リファレンスループの試聴

リファレンス操作パネル隣の電源ボタンをクリックすると、選択されたリファレンストラックを再生することができます。

ゲイン

リファレンストラックの出力はGainスライダーを使用して調整します。

リファレンスメーター

リファレンストラックのメーターに関するオプションは、I/Oメーター上部にあるI/Oオプションのポップアップメニューにあります。

spectrum

Replace Input with Reference(入力をリファレンスと置き換える)

ここが有効の場合、Ozoneの入力メーターにはリファレンストラックのレベルが表示されます。

Show Reference Spectrum(リファレンスのスペクトラムを表示)

ここが有効の場合、リファレンストラックのスペクトラムは、使用中のトラックのスペクトラムメーターと並んでモジュールのスペクトラムメーターに表示されます。