全般的な機能

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取り消し履歴

History Window

Ozoneで各設定値を変えると、その度毎にその編集作業が履歴リストに記録され、表示されます。各エントリーをクリックすると、その時の状態にOzoneの設定を戻すことができます。

操作項目 説明
CLEAR(クリア) Clearボタンをクリックすると履歴リストがクリアされます。履歴をクリアしてもパラメーターの設定値には影響を及ぼさず、単にリスト内の全エントリーを削除します。
CLOSE(閉じる) 取り消し履歴画面を閉じます。
A/B/C/D 履歴リストに最大4つのスナップショットをアサインすることができます。スナップショットをトグルすることにより、別設定の処理状態を手早く聴き比べることができます。スナップショットボタン下の“Set”ボタンをクリックすると履歴リストのイベントをスナップショットとしてアサインできます。

モジュールチェーン

Ozoneの処理モジュールはインターフェース上部に水平方向の信号チェーンで表示されます。

Ozone Module chain

モジュールをクリックし、ホールドしたまま水平方向へドラッグすると、信号処理チェーンの順列を入れ替えることができます。モジュールチェーンに関する詳細はモジュールの標準的な操作項目の章をご参照ください。

モジュール/プラグイン・ブラウザ

モジュールブラウザ画面を開くことにより、OzoneモジュールやVST及びAUプラグインの閲覧や追加ができます。モジュールブラウザ画面を表示させるには、信号チェーンのスペースにある‘+’ボタンをクリックしてください。

モジュールチェーンに関する注

  • Ozoneのモジュールチェーンで同時使用できるのは最大6モジュールまでとなります。モジュールチェーンが一杯の状態になっていると、モジュールブラウザにアクセスできません。モジュールブラウザにアクセスする必要がある場合は、そのチェーンからモジュールを削除してください。
  • VST及びAUプラグインはOzoneアプリケーションでのみモジュールチェーンに追加することができます。
  • Ozoneコンポーネントプラグインはモジュールチェーンを含みません。この機能はメインの Ozoneプラグイン及びOzoneアプリケーションでのみ使用可能です。

Ozoneのモジュール

モジュールブラウザには使用可能な全てのOzoneモジュールが表示されます。既にモジュールがモジュールチェーンに追加されている場合、そのモジュールのアイコンはグレーアウトします。

Module browser

  • 同一のOzoneモジュールを同一のモジュールチェーンで複数回使用することはできません。

プラグイン(Ozoneアプリケーションのみ)

モジュールブラウザのPlug-insタブをクリックすると、Ozoneアプリケーションのモジュールチェーンにプラグインを追加することができます。

plug-in tab

“Plug-ins”タブが選択されると表示されるギアアイコンをクリックすることで、プラグイン関連のオプションを管理することができます。プラグインオプションのタブでは、プラグイン形式の有効化/無効化、カスタムVSTプラグインパスの構成、そして手動でのプラグインスキャンの開始などが行えます。プラグイン形式が有効になっていると、Ozoneアプリケーションは開かれる度に、バックグラウンドで新しいプラグインをスキャンします。

グローバルI/Oメーターとゲイン

I/O Meters

Ozoneの入出力メーターは、左右のチャンネルの入力と出力のレベルを表示します。メーターには複数のオプションがあります。このオプションの選択は、I/Oオプションのタブを開くか、あるいはI/Oメーター上部のI/Oボタンをクリックする(こちらの方がI/O オプションタブと比較するとオプションは制限されます)ことで行うことができます。

入出力ゲインの設定

入出ゲインのレベル調整はマウスでフェーダーをスライドさせるか、あるいはクリックした状態でマウスホイールを使うことで行うことができます。

左右のチャンネルを個別に設定

デフォルトでは左右のチャンネルはリンクされていますので、片方のフェーダーを動かすと、もう片方も連動します。“ロック”アイコンをクリックすることで、このリンクを解き、左右を別々に調整することができるようになります。また、2チャンネルをオフセットした状態で再びロックすると、オフセットが掛かったまま左右のフェーダーが連動します。フェーダーは上下に振り切った状態でもオフセットを記憶しておりますので、まだ中程の位置に戻すとオフセットが再現されます。

ダブルクリックでフェーダーをリセット

左右のフェーダーがロックされている状態でどちらかのフェーダーをダブルクリックすると、両フェーダー共にレベルが0 dBにリセットされます。ロックされていない状態でどちらか片方のフェーダーをダブルクリックすると、そのフェーダーのみが0 dBにリセットされます。 オフセットが掛かった状態で左右のフェーダーがロックされている場合、ダブルクリックすると両フェーダーのレベルが揃います。その上でもう一回ダブルクリックすると、両フェーダーのレベルが0 dBにリセットされます。

メーターの尺度を設定

入出力メーターの尺度を調整することで、更にメーター機能をカスタマイズすることができます。

  • メーター下方の“(+)”印をクリックすると、ズームインするか、あるいはメーターの解像度が増加します。
  • メーター下方の“(-)” 印をクリックすると、ズームアウトするか、あるいはメーターの解像度が低下します。

試聴ツール

Ozoneの試聴セクションは、入出力メーター下の画面右側に位置します。

Audition Area

試聴セクションには以下の操作項目があります:

Bypass (バイパス)

すべてのオゾン処理のオン/オフを切り替えます。バイパスを有効にすると、インターフェイスにオーバーレイが表示され、コントロールが暗くなり、オゾンがバイパスされていることが示されます。

Gain Match(ゲインマッチ)

Ozoneのオプションメニューでゲインマッチの動作を変更することができます。

Sum to Mono(モノ合算)

MonoボタンをクリックするとOzoneはステレオ信号をモノにまとめますので、曲をモノの状態で確認することができます。ステレオ信号をモノの状態で確認すると、ミックスのなかで打ち消し合う要素がないかどうかを聴き分けることができますので、これは非常に重要な機能となります。

Swap Button(入れ替え)

このボタンをクリックすると、左右のチャンネルを入れ替えます。

Codec Preview(コーデックプレビュー) [ADV]

このボタンをクリックするとコーデック試聴画面が表示されます。詳細はコーデックプレビューの章にてご確認ください。

Dither(ディザー)

このボタンをクリックするとディザー画面が表示されます。詳細はディザーの章にてご確認ください。

Reference(リファレンス)

reference

このボタンをクリックするとリファレンス画面が表示されます。詳細はトラックリファレンスの章にてご確認ください。