オプション
概要
Ozoneには統合的なユーザ設定オプションが用意されています。Optionsメニューはインターフェース右上にあるギアボタンをクリックするとアクセスできます。
オプション画面下部には以下のグローバルパラメーターがあります:
- ?: このヘルプドキュメントを起動します。
- Reset(リセット): 選択されているオプションタブの全項目がデフォルト値にリセットされます。
- Version information(バージョン情報): 使用中のOzoneのバージョンとビルト番号が表示されます。
- Cancel(キャンセル): 変更を保存せずにオプション画面を閉じます。
- Ok: 変更を保存してオプション画面を閉じます。
General(全般オプション)
Graphics(画面表示)
- ENABLE METERS(メーター有効化): 全メーターを一度にオン/オフできます。
- SHOW TOOLTIPS(操作説明の表示): 操作項目にポインターを置いた際の操作説明の表示のオン/オフを切り替えます。
- DIM CONTROLS WHEN BYPASSED(バイパス時は操作項目の輝度を下げる): このオプションが有効の場合、全ての操作項目はバイパス時に暗く表示されます。これによりバイバスされているモジュールの見分けが一目瞭然となり、誤操作の防止に繋がります。
- MODULE PRESET MANAGER FOLLOWS MODULE SELECTION(モジュール選択に応じてモジュールのプリセットマネージャを変更): このオプションが有効の場合、必ず選択されているモジュールのモジュールプリセットマネージャが表示されます。ここが無効の場合、別のモジュールをクリックしても、モジュールプリセットマネージャは切り替わりません。
- FRAME RATE LIMITER(フレームレートリミッター): Ozoneがメーター表示を行う際に使用する速度(毎秒フレーム数)を設定します。殆どの場合、デフォルト設定でスムースなメーター表示が為されますが、オーディオの処理時間に応じて適切な速度を設定することができます。
- WINDOW OPACITY(画面の半透明表示): Ozoneプラグイン使用時に同一画面から別の操作項目へもアクセスできるよう、Ozoneプラグイン画面の透明性を調整します。これは、Ozoneアプリケーションでは使用できません。
Authorization & Updates(オーソリゼーションとアップデート)
- CHECK FOR UPDATES(アップデートの確認): Ozone 8が自動的にアップデート確認を行う頻度を設定します。選択肢は、Never(しない)、Daily(毎日)、Weekly(毎週)、そしてMonthly(毎月)の何れかです。
- CHECK NOW(今すぐ確認): 使用中のOzoneが最新の状態になっているか即座に確認します。
- AUTHORIZE(オーソライズ):てオーソリゼーションウィザードが起動します。Ozoneのオーソライズに関する詳細は、オーソリゼーションの章か、あるいは後述のMore Infoボタンをクリックの上、ご確認ください。
- REMOVE AUTHORIZATION(オーソリゼーションの解除): オーソライズされている場合、ここからOzoneのオーソリゼーションを解除することができます。
- MORE INFO(更なる情報): iZotopeカスタマーケアーのオーソライズに関するページが表示されます。
Other(その他)
- ENABLE ANALYTICS(分析機能有効化): ここを有効にすると、Ozineがアプリケーションの使用パターンをiZotopeのサーバーへ送信します。これは完全に匿名機能であり、将来的に最高のアップデートを提供すべく、利用習性の理解のみを目的とした機能です。
- HISTORY DEPTH(履歴深度): ここでは取り消し履歴の回数を設定し、履歴ログファイルのサイズを操作します。
- KEYBOARD SUPPORT(キーボードサポート): 全てのキーボードショートカットを使用するには、キーボードサポートのオプションは“full”が選択されている必要があります。選択肢は、Full(フルキーボードサポート)、Minimal(TAB、矢印及びENTERキーのみ)、None(キーボードショートカットの無効化)の何れかです。
Master Assistant(マスターアシスタント)
- LOUDNESS TARGET(ラウドネスターゲット): “Streaming”がターゲットに選択されている状態でマスターアシスタントを実行する際に、マキシマイザーのスレッシュホルド分析が使用するラウドネスターゲットを設定します。
Plug-in Host(プラグインホスト)
- HOST SYNC(ホスト同期): ホストアプリケーションのトランスポートの状態に関する情報を表示します。
- VIEW BUFFERS(バッファ閲覧): Ozoneがホストアプリケーションから受け取っているバッファサイズの情報がキャプチャできます。
- DELAY COMPENSATION(遅延補正): Ozone処理により発生している遅延に関する情報が表示されます。
Spectrum(スペクトラムのオプション)
- SPECTRUM TYPE(スペクトラムタイプ): 以下の4種類からスペクトラムの種類を選択することができます:
- LINEAR(リニア): スペクトラムの計算点を繋いだ連続的な線。
- 1⁄3 OCTAVE(オクターブ三分割): オクターブを三等分に分割してスペクトラムを表示します。スペクトラムのバンド毎に個別に分割されますが、このオプションは特に低周波数帯での解像度に秀でています。
- CRITICAL(臨界表示): スペクトラムのバンドを人間の聴覚に応じて分離します。各バンドは周波数の中で我々が類似していると感じる音にまとめて表示されます。
- FULL OCTAVE(フルオクターブ): スペクトラムを1オクターブの幅に分割します。
- FILL SPECTRUM(スペクトラム全体表示): これを選択するとリアルタイムのスペクトラムが線状ではなくソリッドなグラフ上に表示されます。このオプションにより、リアルタイムのスペクトラムにピークホールドのスペクトラムとの違いを持たせることができます。
- WINDOW SIZE(画面サイズ): スペクトラムアナライザーの画面サイズを調整し、モニターの大きさに合わせて最適化します。
- WINDOW(画面タイプ): スペクトラムの画面タイプを選択します。大概はデフォルトの画面タイプが適しているといえますが、多種多様なタイプを選択することができます。振幅と周波数の解像度は選択する画面タイプにより異なります。
- PEAK HOLD TIME(ピークホールド時間): ここでピークホールドの表示が更新されるまでの時間を設定します。特定の時間(ミリ秒)から無限まで時間長を設定することができます。
ピークホールドのリセット
- スペクトラムをクリックすることによりピークのリセットを行うことができます。
- SHOW PEAK HOLD(ピークホールドを表示): Ozoneがスペクトラムのピークをホールドするか否かをトグルします。
- AVERAGE TIME(平均時間): この設定状況に応じてスペクトラムが平均化されます。長めの平均時間はミックスの全体的な音像バランスを把握するのに適しており、平均時間が短い程リアルタイムに近い表示となります。
- OVERLAP(オーバーラップ): スペクトラムのアップデート頻度を設定します。オーバーラップの回数設定が高いと、CPU使用率の増加と引き換えに、スペクトラムの更新頻度が高くなります。
EQ(EQのオプション)
- SHOW SPECTRUM(スペクトラムを表示): イコライザー曲線の下にリアルタイムのスペクトラムアナライザーを表示させる場合はここをチェックします。これはミックスの周波数バランスや、EQの適用により起こる変化を表示するのに便利な機能です。
- SHOW MUSICAL UNITS(音楽ユニットを表示): ここがチェックされていると、従来のEQ測定単位であるHzに加え、周波数が音楽ノート(例:A4など)で表示されます。
- SHOW EXTRA CURVES(追加曲線を表示): ここをチェックすると、位相ディレイ、位相特性、そしてグループディレイが表示されます。
- SOFT SATURATION(軽度サチュレーション): このボタンをチェックすると、オーディオ素材がオーバーロードするポイントまでブーストされた際、デジタル式の耳障りなオーバーロードではなく、アナログ式の許容性のある軽度のサチュレーションを引き起こすようになります。
- BUFFER SIZE(バッファサイズ): イコライゼーションの適用に応じてOzoneの使用するメモリバッファの大きさをサンプル数で設定します。
- FREQUENCY RESOLUTION(周波数解像度): イコライザーの調整可能な最小解像度を選択します * 選択肢は次の何れかです: 3 Hz、6 Hz、12 Hz、24 Hz、48 Hz
- FILTER SIZE(フィルターサイズ): EQモジュールで使用するフィルター設定の斜度を調整します。
- ALT-SOLO FILTER Q(ALT-SOLOのフィルターQ): Alt-Solo機能使用時の帯域幅(Q)を設定します。
Exciter(エキサイターのオプション)
- CROSSOVER TYPE(クロスオーバーの種類): エキサイターのマルチバンド処理に使用するクロスオーバーの種類を設定します。
- ANALOG: 自然なアナログ的音像のクロスオーバーとなります。
- DIGITAL: より平明な音像のクロスオーバーとなります。
- HYBRID: この完璧に再現されたIIR(無限インパルスレスポンス)アナログクロスオーバーは、精緻なクロスオーバーポイントとアナログクロスオーバーの温かみを維持しつつ、他のアナログ変換機に見られる位相や周波数の歪みの軽減を実現します。
- CROSSOVER BUFFER SIZE(クロスオーバーのバッファサイズ): エキサイターモジュールのクロスオーバーが使用するデジタルオーディオバッファの値を設定します。
- CROSSOVER Q(クロスオーバーQ): デジタルのクロスオーバーを使用すると、エキサイターモジュールのクロスオーバー点の帯域幅を手動で設定することができます。Qの値が高いとタイトなクロスオーバーとなり、Qの値が低いと帯域間の移行が緩やかになります。
Dynamics(ダイナミクスのオプション)
- LOOK AHEAD TIME(先読み時間): できる限り平明かつ効果的なダイナミクス操作の実現へ向け、ダイナミクスのプロセッサが読み込まれたデジタルオーディオファイルのどれくらい先のポイントを見に行くかを設定します。ここの数値は0から10ミリ秒の間で設定します。
- CROSSOVER TYPE(クロスオーバーの種類): ダイナミクスモジュールのマルチバンド処理に使用するクロスオーバーの種類を設定します。
- ANALOG: 自然なアナログ的音像のクロスオーバーとなります。
- DIGITAL: より平明な音像のクロスオーバーとなります。
- HYBRID: この完璧に再現されたIIR(無限インパルスレスポンス)アナログクロスオーバーは、精緻なクロスオーバーポイントとアナログクロスオーバーの温かみを維持しつつ、他のアナログ変換機に見られる位相や周波数の歪みの軽減を実現します。
- CROSSOVER BUFFER SIZE(クロスオーバーのバッファサイズ): ダイナミクスモジュールのクロスオーバーが使用するデジタルオーディオバッファの値を設定します。
- CROSSOVER Q(クロスオーバーQ): デジタルのクロスオーバーを使用すると、ダイナミクスモジュールのクロスオーバー点の帯域幅を手動で設定することができます。Qの値が高いとタイトなクロスオーバーとなり、Qの値が低いと帯域間の移行が緩やかになります。
Dynamic EQ(ダイナミックEQのオプション)
- SHOW MUSICAL UNITS(音楽ユニットの表示): ここがチェックされていると、Hzではなく周波数が音楽ノート(例:A4など)で表示されます。
- SHOW SPECTRUM(スペクトラムを表示): イコライザー曲線の下にリアルタイムのスペクトラムアナライザーを表示させる場合はここをチェックします。これはミックスの周波数バランスや、EQの適用により起こる変化を表示するのに便利な機能です。
- ALT-SOLO FILTER Q(Alt-SoloのフィルターQ): ダイナミックEQの使用する帯域幅(Q)を設定します。ここは.2から12の間で設定します。
Imager(イメージャーのオプション)
- PREVENT ANTIPHASE(逆位相防止): ここがチェックされていると、イメージャーはステレオ信号がモノに合算された際の位相相殺に繋がりかねない設定を自動的に防止します。
- VECTORSCOPE DETECTION METHOD(ベクトロスコープの検知方法): ベクトロスコープの使用する振幅検知方法を以下より選択します:
- PEAK(ピーク): このオプションが有効になっていると、Ozoneの検知回路は入力信号のピーク値を見るようになります。一般的に、これは音楽の中の突発的なピークをならす上で便利なモードです。
- RMS: このオプションが有効になっていると、Ozoneの検知回路は入力信号の平均レベルを見るようになります。RMS検知は、音像の性質を変えることなく全体的なボリュームレベルを増加させたい時に便利なモードです。
- ENVELOPE(エンベロープ): エンベロープモードはRMSモードと類似する動作をしますが、幾つかの鍵となる利点が備わっています。RMSとは違い、真正エンベロープモードは全ての周波数で同一のレベルを作り出します。
- CROSSOVER TYPE(クロスオーバーの種類): イメージャーモジュールのマルチバンド処理に使用するクロスオーバーの種類を設定します。
- ANALOG: 自然なアナログ的音像のクロスオーバーとなります。
- DIGITAL: より平明な音像のクロスオーバーとなります。
- HYBRID: この完璧に再現されたIIR(無限インパルスレスポンス)アナログクロスオーバーは、精緻なクロスオーバーポイントとアナログクロスオーバーの温かみを維持しつつ、他のアナログ変換機に見られる位相や周波数の歪みの軽減を実現します。
- CROSSOVER BUFFER SIZE(クロスオーバーのバッファサイズ): イメージャーモジュールのクロスオーバーが使用するデジタルオーディオバッファの値を設定します。
- CROSSOVER Q(クロスオーバーQ): デジタルのクロスオーバーを使用すると、イメージャーモジュールのクロスオーバー点の帯域幅を手動で設定することができます。Qの値が高いとタイトなクロスオーバーとなり、Qの値が低いと帯域間の移行が緩やかになります。
I/O(入出力のオプション)
- ENABLE METERS(メーター有効化): OzoneのマスターI/Oセクションのメーターを有効にします。チェックされていないとメーターは表示されません。
- SHOW PEAK HOLD(ピークホールドを表示): マスターI/Oメーターにピークホールドバーが表示されます。
- DETECT TRUE PEAKS(真正ピークの検知): デフォルトではI/Oメーターの警告灯はデジタル領域で発生したクリッピングのみを表示します。デジタルからアナログへの変換を行う際の信号を正確に計測したい場合は、ここをチェックします。
- ENABLE LEGACY BYPASS GAIN MATCH BEHAVIOR(レガシーの自動マッチ効果ゲイン動作を有効化): 試聴セクションのゲインマッチ機能の動作を決定します。
- チェックされている時の動作: Ozoneが使用されていると、マルチバンドダイナミクスやラウドネスマキシマイザーなどにより、知覚されるミックスの全体的な音量に影響を及ぼすことがあります。このため、“Ozoneがオン”の状態と“Ozoneバイパス”状態の比較が困難になります。しかし“Automatically Match Effective Gain When Bypassed”機能がこの問題を解消します。Ozoneは全てのアクティブなモジュールにより、どれだけ知覚的なラウドネスが追加されているかを検出し、Ozoneがバイパス状態になった際は、その分量を自動的に付加します。Ozoneをバイパスにすると、ゲインは自動的に調整されますので、同じ音量でOzoneがオンの状態とオフの状態のA/B比較をすることができます。このゲイン処理はOzoneがバイパス状態のときのみ適用されるものであり、もちろん、実際にOzoneがバイパスにならない限り適用されません。
注
- プラグイン版のOzoneを使用する際、ホストアプリケーションでOzoneをバイパスすると、この機能は作用しない可能性があります。ホストアプリケーションがバイパスされていることを告げた場合、この機能は作動し、OzoneのBypassボタンも自動的に押された状態に変わります。ホストアプリケーションがバイパスされていると告げない場合、Ozoneは状況を判断することができず、この機能は作用しません。
- プラグイン版のOzoneを使用する際、ホストアプリケーションでOzoneをバイパスすると、この機能は作用しない可能性があります。ホストアプリケーションがバイパスされていることを告げた場合、この機能は作動し、OzoneのBypassボタンも自動的に押された状態に変わります。ホストアプリケーションがバイパスされていると告げない場合、Ozoneは状況を判断することができず、この機能は作用しません。
- チェックされていない時の動作: このオプションが無効の場合、I/OセクションのGain Match機能が作動し、ドライの信号のゲインに合わせるべく、出力ゲインのスライダーが自動調整されます。レベルが自動調整されると、出力フェーダーは色が青に変わります。これはOzoneによる効果をA/B比較するのに便利です。レガシーの自動ゲインとは動作が異なりますので、ゲインマッチは常に有効にするのではなく、必要に応じて入れたり切ったりすることを推奨します。この動作はOzoneの出力に影響を与えます。
- チェックされている時の動作: Ozoneが使用されていると、マルチバンドダイナミクスやラウドネスマキシマイザーなどにより、知覚されるミックスの全体的な音量に影響を及ぼすことがあります。このため、“Ozoneがオン”の状態と“Ozoneバイパス”状態の比較が困難になります。しかし“Automatically Match Effective Gain When Bypassed”機能がこの問題を解消します。Ozoneは全てのアクティブなモジュールにより、どれだけ知覚的なラウドネスが追加されているかを検出し、Ozoneがバイパス状態になった際は、その分量を自動的に付加します。Ozoneをバイパスにすると、ゲインは自動的に調整されますので、同じ音量でOzoneがオンの状態とオフの状態のA/B比較をすることができます。このゲイン処理はOzoneがバイパス状態のときのみ適用されるものであり、もちろん、実際にOzoneがバイパスにならない限り適用されません。
- METER TYPE(メーターの種類): Ozone 8では以下の異なるオーディオモニタリングの種類からI/Oメーターのピーク表示方法を選択することができます:
- RMS: RMS(実効値)はソフトウェアベースで行うアナログ型のレベルメーターです。異なる統合時間の使用により、一般的なVUメーターやPPMメーターを模すことができます。RMSメーターは短時間に於ける平均レベルを表示します。通常、RMSメーターは全体的な音量からピークを平均化しているため、その数値は同等のPPMメーター(デジタル/アナログ)と比較すると低くなります。
- PEAK: ピークメーターは“detect inter-sample peaks”の設定により、瞬時の最大サンプル値か、あるいはアナログ波形のピーク値を表示する速いメーターです。クリッピングの可能性がある状況でピークをトラッキングする場合は、ピークメーターが最も適しています。
- RMS + PEAK: これはRMSとピークが統合されたメーターです。このメーターでは低く明るいバーで平均レベル(RMS)を示し、高く暗いバーでピーク値を示します。また、バーの上にある動く線で直近のピーク値またはピークホールドを表示します。
- K-SYSTEM: Ozone 8はピークとRMAを同時に表示するボブ・カッツのKシステム式メーターをサポートします。
- MOMENTARY: これは400ミリ秒あたりのラウドネスから算出された測定値を表示するメーターです。
- SHORT TERM: これは3秒あたりのラウドネスから算出された測定値を表示するメーターです。
- INTEGRATED: これは不定時間あたりのラウドネスから算出された測定値を表示するメーターです。
- SCALE(尺度): ここではI/Oメーターのレンジと尺度を設定します。選択肢は以下の通りです:
- dB (リニア): -60 dBから0の間でリニア形式にて表示されるデシベル尺度
- dB(ノンリニア): ノンリニア形式で表示されるフルデシベル尺度(dBfs)
- BS.1771: ITUにより推奨される-45 LUFSから-14.0 LUFSで表示されるラウドネス尺度
- EBU +9: EBUがデフォルトとする-41.0 LUFSから-14.0 LUFSで表示されるラウドネス尺度
- EBU +18: ラウドネス幅の広い素材を使用する際にEBUにより推奨される-59.0 LUFSから-5.0 LUFSで表示されるラウドネス尺度
LUFSに関する注
- LUFSはラウドネス・ユニット・フルスケールの意であり、1 LUFS = 1 dBとなる。
- SOURCE(ソース): 入出力メーターに表示するオーディオのソースを選択します。選択肢は、StereoかMid/Sideとなります。デフォルトではI/Oメーターはオーディオのステレオミックスのレベルを表示します。入出力メーターの表示をMid/Sideのメーター情報に切り替える場合は、I/Oボタン上部のI/Oメーターをクリックし、“Source”をMid/Sideに変更してください。I/OメーターがMid/Sideモードになると、メーター中央にはMidチャンネル全体のレベルが表示され、左右のメーターにはSideチャンネル全体のレベルが表示されます。左右のゲインスライダーは、メーターソースの設定に関わらず、引き続き、信号の左右のゲインを調整します。
- PEAK HOLD TIME(ピークホールド時間): ピークとして認識される上で必要となるデジタルフルスケール(0 dBFS)超過後の連続サンプル数を設定します。選択肢は次の通りです: 5 ms、250 ms、500 ms、1,000 ms、5,000 ms、無限
- INTEGRATION TIME(統合時間): ここではRMS計算のための統合時間を設定します。多くのRMSメーターでは、統合時間は300ミリ秒前後に設定されます。選択肢は次の通りです: 10 ms, 50 ms, 300 ms (VU), 1,475 ms, 2,650 ms, 3,825 ms, 5,000 ms.
- READOUT(読み出し): メーターのピークホールドセクションに表示される値を、現在のピーク値(current)にするか、オーディオファイルの中で発生した最大値(max peak)にするか選択します。
Ozoneアプリケーションのオプション
Ozoneアプリケーションのオプションメニューには、アプリケーションに特化したタブが表示されます。これらのタブにて、プラグインスキャンの管理や、アプリケーション特有の動作を設定することができます。
Plug-in(プラグイン)
- ENABLED PLUG-IN FORMATS(プラグイン形式を有効化): Ozoneの“Plug-ins”セクションに自動的に読み込まれるプラグイン形式(VSTかAudioUnit)を個別に選択することができます。
- SCAN PLUG-INS(プラグインをスキャン): このボタンをクリックすると、選択されたプラグインの場所が再スキャンされ、新規インストールされたプラグインが読み込まれます。
- VST PLUG-IN FOLDERS(VSTプラグインフォルダ):
- Ozoneの“Plug-ins”セクションに読み込まれたVSTプラグインのフォルダパスが表示されます。
- “Add VST Folder”を併用すると新しい場所を追加でき、“Delete VST Folder”を使用すると、表示中のフォルダパスを削除することができます。
AudioUnitプラグインに関する注
- AudioUnitプラグイン(OS X/MacOSのみ)はフォルダパスを特定する必要がありません。OS Xでは、AudioUnitプラグインは常に所定のフォルダにインストールされますので、追加でインストールされたAudioUnitプラグインに対し、Ozoneは特定の場所のみスキャンします。
App
- ENABLE WAVEFORM SEGMENTS OVERLAY(波形区画の重複表示を有効化): クリックすると、波形の真下に位置する色違いのバーで示される波形区画が重ねて表示されます。Ozone 8では、インポートされた全てのオーディオファイルは、区画マッチングのためスキャンされ、色分けされたバーで表示されます。この表示機能は、曲の異なるセクションを色分けするのに有益です。マスタリングエンジニアは、この色分けを使って曲間のトランジッションを手早くチェックすることができるほか、異なる曲のコーラス部分をA/B比較することなどもできます。色分けされた区画をクリックすることで、該当するオーディオを選択することができますので、ループリージョンが簡単に選択できるほか、ファイルの別セクションへ迅速にジャンプすることができます。
- PLAYHEAD FOLLOWS PLAYBACK(再生ヘッドが再生に追従): この操作がチェックされていると、再生ヘッドは再生終了後、スタート位置へ帰らずに停止ボタンが押された場所に留まります。