ゲート

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概要

ゲートは満を持してNeutronの次世代チャンネルストリップのワークフローに加わりました。これには、従来型のゲートの持つ操作項目に加え、新機軸となるヒステリシスとホールドDSP機能が搭載されております。マルチバンド機能も搭載されているので、周波数に応じたゲート操作も可能であり、各バンドで使用可能な拡張型サイドチェーン操作機能を使えば、特定箇所のスペクトラムをクリエイティブに引っ込めることもできます。

Gate module

操作項目

Threshold(スレッシュホルド)

ゲートが開いたり閉じたりするレベルを決定します。信号がスレッシュホルドを下回るとゲートは閉じ、超過するとゲートは開きます。

Hysteresis(ヒステリシス)

ゲートの第2スレッシュホルドとして機能します。ヒステリシス・スレッシュホルドは、信号がこの値を下回るとゲートが閉じますので、閉じるのに特化したスレッシュホルドと呼ぶことができます。信号がヒステリシスを超過しても、スレッシュホルド値を超過しない限り、ゲートは開きません。 ヒステリシスは0dBから30dBの間で調節できます。ヒステリシスを30に設定すると、第2スレッシュホルドはその時のスレッシュホルドに対し、30低い値となります。ヒステリシスを0に設定すると、2つのスレッシュホルド値が同等となりますので、ヒステリシスを無効にしているのと同じになります。 先ずはスレッシュホルドを決めて不必要な信号をゲートし、その上で、ヒステリシスの値を決め、不必要なゲート処理を少なくすると良いでしょう。

Hold(ホールド)

信号がスレッシュホルドを下回った後、ゲートの開放状態が続く時間の長さを設定します。ホールド長はリリースの設定により変化します。

Ratio(比率)

スレッシュホルドを下回った信号に適用されるゲインリダクションの量を決定します。

Attack(アタック)

信号がスレッシュホルドを超過した後にゲートが閉じた状態(無音)から開いた状態(ゲートなし)へ移行するのにかける時間を設定します。

Release(リリース)

信号がスレッシュホルドを下回った後にゲートが開いた状態(ゲートなし)から閉じた状態(無音)へ移行するのにかける時間を設定します。

Add/Remove band(帯域の追加/削除)

関連する帯域の追加と削除を行います。

Bypass (バイパス)

関連する帯域の処理をバイパスします。

Solo (ソロ)

関連する帯域の出力をソロにします。

Sidechain Enable/Disable(サイドチェーンのオン/オフ)

選択された帯域に対するサイドチェーン入力を有効/無効にします。

Sidechain Source(サイドチェーン源)

関連するバンドのサイドチェーン源を選択します。内部か外部バンドの何れかを選択することができます。

Component Plug-in(コンポーネント・プラグイン)

Neutron 2 Advancedではゲートをコンポーネント・プラグインとして使用することができます。