スペクトログラム
概要
スペクトログラムによってミックス内の個々の成分を直感的かつ正確に突き止めることができます。スペクトログラムでは ソース選択メニューから、トラックにインサートされているRelayを選択し、最大8つのソースの分 析を行うことができます。
スペクトログラムとは
スペクトログラムは経時的なオーディオの変化をスペクトルによって再現します。垂直軸は周波数を、水平軸は時間を表し ます。振幅は2Dスペクトログラムでは色の強さで、3Dスペクトログラムでは高さで表されます。
表示方法
このスペクトログラムでは2Dと3D、2つの表示モードが使用できます。
2Dモード
3Dモード
3Dカメラ・ビューのプリセット
( 3Dモードが選択されているとき )スペクトログラム・メーター画面の下にあるボタンで3Dスペクトログラムのカメラ・ア ングルを素早く調整することができます。
Tip
スペクトログラムの画面をシングル/ダブル・クリック、ドラッグすることで表示アングルを操作します。
オプション
スペクトログラムの詳細オプションを開くにはスペクトログラム画面の左上隅の歯車ボタンをクリックします。
スペクトログラム・メーター画面では以下のオプションが使用できます: General(全般),
3D Options(3Dオプション),
2D Options(2Dオプション)。
General(全般)
- Perspective(視点): スペクトログラムの表示を2Dまたは3Dにするかを選択します。
- Color(色): スペクトログラムのカラー・スキームを選択します。
- FFT Overlap(FFTオーバーラップ): スペクトルの計算頻度を調整します。値が高ければスペクトルの計算頻度は高 くなります。
- FFT Size(FFTサイズ): スペクトログラムの描画に使用する周波数と時間解像度を調整します。
3D Options(3Dオプション)
以下は3Dスペクトログラムにのみ適用されるオプションです。
- Zoom(ズーム): 3Dスペクトログラムの中心からのズーム・イン/アウトを設定します。
- Height(高さ): 3Dスペクトログラムの振幅(Z軸)の高さを調整します。
- History Length(履歴長さ): 3Dスペクトログラムの時間(Y軸)の長さを調整します。
- Level Of Detail(精密度): 3Dスペクトログラムの描画の精密度を調整します。精密度が低くすれば、パフォーマ ンスは向上します。
2D Options(2Dオプション)
以下は2Dスペクトログラムにのみ適用されるオプションです。
Scroll Speed(スクロールの速さ): 2Dスペクトログラムの時間目盛の長さを調整します。
Inter Plug-in Communication(プラグイン間コミュニケーション)
スペクトログラムでは一度に最大8つのソースを表示することができます。ソース選択画面を開くには、メーター画面の歯 車の右にあるドロップダウン・メニューをクリックします。
セッション内でインサート(かつ有効化)されているRelayのリストが、ソース画面に表示されま す。スペクトログラム内で確認できるプラグインを表示させるには、プラグイン名の左にあるボックスをクリックします。 各プラグインの表示色を変更する場合は、リストの右にあるカラー・ボックスをクリックします。カラー・スキーム選択画 面で色を選択してOKをクリックすると変更を保存します。