グローバル・オプション

概要

グローバル・オプション画面には以下の設定セクションがあります:General(全般)、Loudness(ラウドネス)、Updates (アップデート)、Authorization(オーソリゼーション)。これらのオプションの変更内容はコンフィグ・ファイルに保 存されるため、次回Insight 2を起動する際にも引き継がれます。

Global Options Window

グローバル・オプション画面の下にあるボタンは次のように機能します。

  • Reset(リセット): すべてのオプションをデフォルトの設定にリセットします。
  • Cancel(キャンセル): 現在行っている変更内容を破棄してグローバル・オプションの画面を閉じます。
  • OK: 変更内容を保存してグローバル・オプションの画面を閉じます。

General(全般)

  • Show tooltips(ツールのヒントを表示): ツールのヒントのテキスト表示を有効または無効にします。
  • Send anonymous usage data(匿名使用データの送信): Insight 2の改善のための、iZotopeへの匿名使用データ送 信を有効または無効にします。

Loudness(ラウドネス)

  • Enable automation data(オートメーション・データの有効化): チェックを入れると、Insight 2からラウドネ ス・オーバーフローと統合ラウドネスのオートメーション・データをDAW/NLEに送信します。DAW/NLE内のトラック・オー トメーションを有効にして、ラウドネスのデータに関する2つのオートメーション・エンベロープを書き込みます。
    • ラウドネス・オーバーフロー: 統合ラウドネスのレベルがターゲットを超えると、“真"または"1"の値を出力しま す。ターゲットをレベルが下回る場合、“偽"または"0"の値を出力します。
    • 統合ラウドネス: 統合ラウドネスの測定値を送信します。ラウドネスのターゲットがこの値を超えていれば、 オートメーション・イベントの出力、書き出しは頻繁に行われるようになり、下回っていればその頻度は少なくなりま す。
  • Export Loudness CSV(ラウドネス情報をCSVへエクスポート): これまでに計算されたラウドネス値の推移の履歴 をcsv形式で保存します。csvファイルには Timestamp(タイムスタンプ): 時:分:秒:ミリ秒、**統合ラウドネス **、Short-term Loudness(ショートターム・ラウドネス)Momentary Loudness(モーメンタリー・ラウドネ ス) の4つの情報が書き出されます。このcsvファイルの測定ラウドネス値は、ラウドネス・メーターのオプションで Relative scale(相対スケール)が選択されていても、絶対値が書き出されます。統合ラウドネスの測定値の履歴は、 ラウドネス・メーターのターゲット操作画面
    dialogue gate(ダイアログ・ゲート)が選択されていても、ダイアロ グ・ゲートの測定値を反映しません。

    CSVにエクスポートされたラウドネス履歴の例

    時:分:秒:ミリ秒、統合ラウドネス[LKFS]、ショート・ターム[LKFS]、モメンタリー[LKFS]
    00:00:0.5,-16.3116,-33.7392,-13.5834,
    00:00:1.0,-15.0203,-22.6982,-12.3178,


Updates(アップデート)

  • Download Product Portal(プロダクト・ポータルのダウンロード) Insight 2を最新のバージョンに保つ、iZotope のプロダクト・ポータルのアプリケーションをダウンロードします。
  • Check for Updates(アップデートの確認) 利用可能な更新を手動でチェックします。このボタンをクリックすると Product Portal(プロダクト・ポータル)のアプリケーションを開き、更新を確認します。
  • Download Update(アップデートのダウンロード) 更新ができる場合、小さな緑色の点が表示されます。“Download Update”(アップデートのダウンロード)ボタンをクリックすると、プロダクト・ポータルのアプリケーションを起動 し、更新ページを表示します。

Authorization(オーソリゼーション)

このセクションではInsight 2プラグインの現在のオーソリゼーション(認証)情報を表示します。

  • Current Authorization Status Text Insight 2の現在のオーソリゼーションの状態を表示します。
  • Authorize(オーソライズ) iZotopeのオーソリゼーション・ウィザードを開きます。
  • Remove Authorization(オーソリゼーションの削除) 現在のオーソリゼーションを削除します。

Insight 2.3.0