全般的な機能

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Undo History(取り消し履歴)

取り消し履歴画面は、Ozoneの異なる設定を比較する上で独特かつパワフルな機能となります。履歴リストにアクセスするには、インターフェース右下の角にあるHistoryボタンをクリックしてください。各設定値を変えると、その度毎にその編集作業が履歴リストに記録され、表示されます。以前の状態でミックスを聴き直したい場合は、その特定の箇所をクリックして試聴してください。取り消しに際して発生した設定変更は明るい色で表示されます。

Clear(クリア)

Clearボタンをクリックすると履歴リストがクリアされます。

Close(閉じる)

Closeボタンをクリックすると履歴画面を閉じることができます。履歴リストから最後に選択した状態で編集作業を再開することとなり、そこから作業を積み重ねることができます。

A、B、C及びDボタン

A、B、C、Dボタンを使うと、履歴リストに最大4つのポイントをアサインすることができます。手順は次の通りです:

  • キャプチャするポイントをリストから選択します。
  • A、B、C、Dボタンの下にあるSetボタンをクリックします。
  • アサインしたボタンをクリックすると、Ozone上にその設定が反映されます。

モジュールチェーン

Ozone Elementsの処理モジュールはインターフェース上部に水平方向の信号チェーンで表示されます。

  • Ozone 8 Elementsプロセッシング順列は以下の通りで、これは固定されております:
    • イコライザー
    • イメージャー
    • マキシマイザー

Input/Output Meters入出力メーター

Ozoneの入出力メーターは、左右のチャンネルの入力と出力のレベルを表示します。メーターには複数のオプションがあります。このオプションの選択は、I/Oオプションのタブを開くか、あるいはI/Oメーター上部のI/Oボタンをクリックする(こちらの方がI/Oオプションタブと比較するとオプションは制限されます)ことで行うことができます。

入出力ゲインの設定

入出ゲインのレベル調整はマウスでフェーダーをスライドさせるか、あるいはクリックした状態でマウスホイールを使うことで行うことができます。

左右のチャンネルを個別に設定

デフォルトでは左右のチャンネルはリンクされていますので、片方のフェーダーを動かすと、もう片方も連動します。“ロック”アイコンをクリックすることで、このリンクを解き、左右を別々に調整することができるようになります。また、2チャンネルをオフセットした状態で再びロックし、オフセットが掛かったまま左右のフェーダーが連動します。フェーダーは上下に振り切った状態でもオフセットを記憶しておりますので、まだ中程の位置に戻すとオフセットが再現されます。

ダブルクリックでフェーダーをリセット

左右のフェーダーがロックされている状態でどちらかのフェーダーをダブルクリックすると、両フェーダー共にレベルが0 dBにリセットされます。ロックされていない状態でどちらか片方のフェーダーをダブルクリックすると、そのフェーダーのみが0 dBにリセットされます。

オフセットが掛かった状態で左右のフェーダーがロックされている場合、ダブルクリックすると両フェーダーのレベルが揃います。その上でもう一回ダブルクリックすると、両フェーダーのレベルが0 dBにリセットされます。

メーターの尺度を設定

入出力メーターの尺度を調整することで、更にメーター機能をカスタマイズすることができます。

  • メーター下方の“(+)”印をクリックすると、ズームインするか、あるいはメーターの解像度が増加します。
  • メーター下方の“(-)” 印をクリックすると、ズームアウトするか、あるいはメーターの解像度が低下します。

視聴ツール

Ozoneの試聴セクションは、入出力メーター下の画面右側に位置します。

ここにはマスターステレオ信号をモニターする上で便利な機能が配備されており、以下の通り機能します:

Bypass(バイパス)

このボタンをクリックするとオーディオ信号に対する全てのモジュールによるプロセッシングがバイパスされます。バイパス状態になると、モジュールのインターフェースは明るいグレーで表示され、信号パスに乗っていないことを明示します。

このバイパスコントロールにより、僅かワンクリックでOzoneによる処理の有無を簡単に比較することが可能となります。施された処理が望み通りの進歩をもたらしているかどうか、常に単一のクリックで確認することができます。

Gain Match(ゲインマッチ)

ゲイン/レベルのマッチングを有効にします。これはトラックに対しOzoneの処理が及ぼす効果をA/B比較するのに便利です。この機能が如何に動作するかは、I/Oオプションタブのオプションの状態次第となります。

Sum to Mono(モノ合算)

MonoボタンをクリックするとOzoneはステレオ信号をモノにまとめますので、曲をモノの状態で確認することができます。ステレオ信号をモノの状態で確認すると、ミックスのなかで打ち消し合う要素がないかどうかを聴き分けることができますので、これは非常に重要な機能となります。

Swap(入れ替え)

このボタンをクリックすると、左右のチャンネルを入れ替えますので、リバース状態でのモニターが可能となります。