操作項目とメーター
概要
Relayの主要インターフェースにはPeakとRMSのレベル・メーター(最大で7.1.2 Dolby Atmos サラウンド再生方式に対応) があり、出力ゲイン、ステレオ定位、ステレオ幅の操作を行います。また、Relayにはチャンネル処理オプション(位相、 入れ替え、モノラル化)、チャンネル・ディレイの操作機能、調整可能なハイパス・フィルターを備えた高度なコントロー ル・パネルも備わっています。
ヘッダーの操作項目
Relayプラグインのヘッダーから以下の操作項目が使用できます。
プラグイン名の表示
現在使用中のRelayの名称を設定します。DAWやNLEによっては、この名称は自動的にRelayがインサートされたトラック名に 設定される場合があります。この名前はIPC対応iZotopeプラグインのソース選択リストに表示されます。鉛筆アイコンかテ キストを直接クリックすると名称を変更できます。
Bypass(バイパス)
Relayの処理を有効/無効にします。
オプション
オプション・メニューの画面を表示します。
さらに詳しい情報
Relayのオプションについての詳細はオプションのチャプターをご覧ください。
ヘルプ
Relayのヘルプ・ドキュメントを開きます。
主要操作項目
Relayプラグインの主要パネルでは以下の操作項目使用可能です。
出力ゲイン
Relayの出力ゲインを調整します。出力ゲインの調整はすべてのチャンネルに等しく適用されます。
Width(ステレオ幅)
出力ゲインのステレオの広がりを調整します。負の値だと音を狭め(-100%はモノラルと同等です)、正の値だと音像のス テレオ感が上がります。ステレオ・トラックでのみ機能します。
L/R(定位)
Adjusts the level of the left and right channels to affect the stereo balance of the signal. Only functional in stereo instances of Relay.
メーター
Relayはモノラル、ステレオ、サラウンドのトラックにインサートできます。このメーターは各チャンネルのPeakとRMSのレ ベル情報を表示します。クリップ・インジケータの上にある値はピーク(上)、下がRMS(下)を表しています。クリッ プ・インジケータをクリックすると値をリセットします。
拡張操作項目
“Advanced"ボタンをクリックすると拡張操作項目パネルを開きます。
次のセクションでは拡張操作項目で利用できる、チャンネル処理の視聴、左右のチャンネルのディレイ時間の調整、ハイパ ス・フィルターの有効化、調整について説明します。
Mono(モノラル)
左右のチャンネルを合わせてモノラル出力信号にします。モノラル互換を試すのに便利です。ステレオ・トラックでのみ機能します。
Phase(位相)
入力信号の極性を反転します。ステレオ・トラックでのみ機能します。
Swap(入れ替え)
左右のチャンネルを入れ替えます。ステレオ・トラックでのみ機能します。
Time Delay(ディレイ時間)
左右のチャンネルのディレイを調整します。リンクが有効のときは、値は連動して修正されます。ステレオ・トラックでのみ機能します。
ハイパス・フィルター
以下のセクションでは拡張画面にあるハイパス・フィルターの操作項目について説明します。
有効化
ハイパス・フィルターは小さいフィルター画面の上にある電源ボタンをクリックすると有効化されます。
傾き
フィルターの電源ボタンの下にあるドロップダウン・メニューから値を選ぶことでハイパス・フィルターの傾きを変更しま す。
このハイパス・フィルターでは以下の値から選ぶことができます。
- 12 dB
- 24 dB
- 48 dB
カットオフ周波数
操作点をクリック、ドラッグするかフィルター画面の右下隅にある値をダブル・クリックすることでカットオフ周波数を変 更します。