SDI カードがある場合は、そのカードを使用して、ビデオをキャプチャし、タイムラインからテープに出力することができます。詳しくは、次を参照してください"タイムラインからテープへのビデオの出力"
ここでは、SDI カードからクリップをキャプチャする手順を説明します。
ビデオのキャプチャを開始する前に、[キャプチャ設定]ダイアログ ボックスで SDI カードを設定してください。詳しくは、次を参照してください"キャプチャ設定"
重要:
Blackmagic Design DeckLink HD Extreme、Intensity Pro、HD Extreme 3D および AJA Io Express、KONA 3x、LH、LHe、LHi、LS、および LSe カードがサポートされています。AJA XENA カードのブランド名は現在 KONA カードとなっているので注意してください。詳しくは、次を参照してくださいhttp://www.aja.com/products/kona/transition.php.
HDMI キャプチャは、Blackmagic Design DeckLink HD Extreme、Intensity Pro、HD Extreme 3D、AJA Io Express、および AJA KONA LHi カードでサポートされています。
Vegas Pro では、SDI カードのアナログ ビデオ入力がサポートされていません。ただし、Vegas Pro では、外部プレビュー用にコンポーネント ビデオ出力がサポートされています。
サポートされているハードウェアの最新情報については、http://www.sonycreativesoftware.com/vegaspro/io#sdi を参照してください。
デッキを接続して電源を投入したら、Vegas Pro を起動します。
[ビデオ プレビュー]ウィンドウの下にあるトランスポート コントロールを使用して、テープの頭出しをします。
キャプチャ中にビデオをエンコードするには、[エンコード]ドロップダウン リストから設定を選択します。入力形式に応じ、利用可能なエンコード形式は以下のとおりです。
入力 |
エンコーディング |
---|---|
HDV |
MPEG-2 トランスポート ストリーム |
SD SDI |
8 ビット YUV AVI(非圧縮) IMX MXF(非圧縮) |
HD SDI |
8 ビット YUV AVI(非圧縮) HD422 MXF(非圧縮) |
10 ビット SDI |
10 ビット YUV AVI(非圧縮) |
圧縮形式でキャプチャする場合、[キャプチャ設定]ダイアログ ボックスの[全般]タブの[ビデオの品質]スライダをドラッグしてパフォーマンスを調整できます。詳しくは、次を参照してください"キャプチャ設定"スライダを左にドラッグすると、ビデオの品質が低下し、パフォーマンスが向上します。スライダを右にドラッグすると、高品質のビデオがキャプチャされ、より高い処理能力が必要になります。
品質設定による影響は、素材の種類によってさまざまです。設定を変更して試してみると、低品質の設定でキャプチャしても、品質の劣化がほとんどまたはまったく生じない特定の種類のシーンがあります。また、目的の品質レベルを得るのに、最高レベルの設定が必要なものもあります。
[キャプチャ フォルダ]ボックスに、ビデオを保存するフォルダのパスが表示されます。別のフォルダを選択するには、[参照]ボタンをクリックします。
[キャプチャの開始]ボタン をクリックして、キャプチャを開始します。
[停止]ボタン をクリックしてキャプチャ処理を完了します。
クリップは、[キャプチャ フォルダ]ボックスで指定したフォルダに保存されます。
[キャプチャ設定]ダイアログ ボックスの[全般]タブの[プロジェクト メディアに新しいクリップを追加する]チェック ボックスをオンにしている場合は、クリップが[プロジェクト メディア]リストにも追加されます。ここからクリップをタイムラインに追加することができます。
複数のオーディオ チャンネルをキャプチャするようにキャプチャ デバイスを設定している場合は、クリップをタイムラインに追加すると、オーディオが複数のトラックにまたがって追加されます。[トリマー]ウィンドウ内のクリップを開いて、使用するチャンネルを選択できます。詳しくは、次を参照してください"トリマーの使用"
デッキを接続して電源を投入したら、Vegas Pro を起動します。
[ビデオ プレビュー]ウィンドウの下にあるトランスポート コントロールを使用して、テープの頭出しをします。
[ビデオ キャプチャ]ウィンドウの右側にある[クリップ編集]タブをクリックし、クリップを記録します。
[クリップ名]ボックスに、クリップを保存するファイルの名前を入力します。
[テープ名]ボックスに、クリップが保存されているテープの名前を入力します。
[タイムコード イン]ボックスに、クリップの先頭に対応するタイムコード値を入力するか、デッキ上のコントロールを使用してキューしている場合は[タイムコード入力のマーク]ボタン をクリックして現在のフレームを使用します。
[タイムコード アウト]ボックスに、クリップの末尾に対応するタイムコード値を入力するか、[タイムコード出力のマーク]ボタン をクリックして現在のフレームを使用します。
[タイムコード イン]、[タイムコード アウト]、または[長さ]ボックスの横にある ボタンをオンにすると、その設定は編集できなくなり、他の 2 つのタイムコード値に基づいて計算されます。
[ログにクリップを追加]ボタン をクリックし、[クリップ ログ]にクリップを追加します。
キャプチャ中にビデオをエンコードするには、[エンコード]ドロップダウン リストから設定を選択します。入力形式に応じ、利用可能なエンコード形式は以下のとおりです。
入力 |
エンコーディング |
---|---|
HDV |
MPEG-2 トランスポート ストリーム |
SD SDI |
8 ビット YUV AVI IMX MXF |
HD SDI |
8 ビット YUV AVI HD422 MXF |
10 ビット SDI |
10 ビット YUV AVI |
[キャプチャ フォルダ]ボックスに、ビデオを保存するフォルダのパスが表示されます。別のフォルダを選択するには、[参照]ボタンをクリックします。
[ビデオ キャプチャ]ウィンドウの右側にある[クリップ ログ]タブをクリックします。
[クリップのキャプチャ]ボタン をクリックし、ドロップダウン リストからコマンドを選択して、[キャプチャ設定]ダイアログ ボックスの[ディスク管理]タブで指定したフォルダへのクリップのキャプチャを開始します。
コマンド |
説明 |
---|---|
すべてのクリップのキャプチャ |
ログ内のクリップをすべてキャプチャします。すでにキャプチャ済みのクリップは、再キャプチャされます。 |
選択したクリップのキャプチャ |
ログ内の選択されたクリップをすべてキャプチャします。複数のクリップを選択する場合は、[Shift]キーまたは[Ctrl]キーを押しながら選択してください。 |
オフライン クリップのキャプチャ |
ログ内の、ステータスが[オフライン]であるクリップをすべてキャプチャします。 |
キャプチャしたクリップは[プロジェクト メディア]リストにも追加されます。このリストに追加されたクリックは、タイムラインに追加できます。
複数のオーディオ チャンネルをキャプチャするようにキャプチャ デバイスを設定している場合は、クリップをタイムラインに追加すると、オーディオが複数のトラックにまたがって追加されます。[トリマー]ウィンドウ内のクリップを開いて、使用するチャンネルを選択できます。詳しくは、次を参照してください"トリマーの使用"
ヒント:
後でキャプチャまたは再キャプチャするためにクリップ ログを保存するには、[クリップ ログの保存]ボタン をクリックして現在のクリップ ログを XML ファイルとして保存します。
以前に保存したクリップ ログをロードするには、[クリップ ログを開く]ボタン をクリックし、保存済みのクリップ ログを参照します。