[ツール]メニューの[部分的にビデオを事前にレンダリング]を選択して、リアルタイムではレンダリングできないプロジェクトのセクションに対して一時的なプレビュー ファイルをレンダリングします。これらの一時的なプレビュー ファイルは、プロジェクトのセクションの再生時に使用されます。
部分的な事前レンダリングを実行する場合、事前レンダリングが必要なプロジェクトの個々のセクションに対して、それぞれプレビュー ファイルが作成されます。トランジション、エフェクトおよびコンポジットを含むセクションは、事前にレンダリングされる必要がありますが、未処理 DV メディア ファイルは必要ありません。
部分的な事前レンダリングは、外部モニタでプレビューする際に大変便利です。詳しくは、次を参照してください"外部ビデオ モニタの使用"
プロジェクトからプレビューするエリアを選択します。時間範囲がない場合は、すべてのプロジェクトが使用されます。
[ツール]メニューから[部分的にビデオを事前にレンダリング]を選択します。[ビデオの事前レンダリング]ダイアログ ボックスが表示されます。
[テンプレート]ドロップダウン リストからテンプレートを選択してファイルの保存に使用するパラメータを指定するか、[カスタム設定]ボタンをクリックして新規テンプレートを作成します。詳しくは、次を参照してください"カスタム レンダリング テンプレート"
注:
プロジェクト設定とは若干異なるアスペクト比の出力形式でレンダリングする場合は、[出力フレームのサイズに合わせてビデオをストレッチ(レターボックスにしない)]チェック ボックスをオンにします。これにより、出力の上下左右に黒い余白が表示されなくなります。
回転したプロジェクトをレンダリングし、レンダリングしたファイルで[プロジェクト プロパティ]ダイアログ ボックスの[出力回転]設定を使用する場合は、[プロジェクトの出力回転設定を使用]チェック ボックスをオンにします。
チェック ボックスがオフの場合は、[メディア プロパティ]設定に従ってメディアが回転しますが、プロジェクト自体は回転しません。この設定を使用すると、回転していない表示でプロジェクトを確認できます。詳しくは、次を参照してください"回転プロジェクトの作成"
プロジェクト プロパティを 24p に設定している場合や、[ユーザー設定]ダイアログ ボックスの[全般]タブにある[24p DV を開いたときにプルダウン除去を許可する]チェック ボックスをオンにしている場合は、プルダウン フィールドを挿入して標準の DV ファイルを作成するためのレンダリング テンプレートを選択する必要があります。Vegas Pro タイムライン上でファイルを使用する場合は、[NTSC DV 24p (2-3-3-2 プルダウン挿入)]テンプレートを使用します。
メディアを追加する前に[24p DV を開いたときにプルダウン除去を許可する]チェック ボックスをオフにし、プロジェクト プロパティが 24p に設定されていない場合、24p ビデオは 29.97 fps インタレース ビデオ(60i)として読み取られるため、プロジェクトの要件に見合った[NTSC DV]または[PAL DV]テンプレートを選択できます。
[レンダリング]ボタンをクリックします。レンダリング処理が開始され、進行状況ボックスが表示されます。完了すると、タイムラインの上部にレンダリングされたセクションを示すバーが表示されます。
事前レンダリングされた各セクションは、300 以下のフレームで構成されます (およそ 40 メガバイト)。部分的な事前レンダリングでは、複数のファイルを作成するため、タイムライン上の小さな変更は、事前レンダリングされたビデオのすべてを無効にするのではなく、変更したセクションのみ再レンダリングが必要になります。