イベントにスイッチを適用

イベント スイッチは、タイムライン上のイベントの動作を決定します。

[編集]メニューから、[スイッチ]を選択して、サブメニューからイベント スイッチのオンまたはオフを切り替えるコマンドを選択します。

[イベント プロパティ]ダイアログ ボックスで、イベント スイッチを調整することもできます。詳しくは、次を参照してください"イベント プロパティの編集"


  1. イベントを選択します。詳しくは、次を参照してください"選択範囲の作成とカーソルの配置"

  2. [編集]メニューから、[スイッチ]を選択します(または、イベントを右クリックして、ショートカット メニューから[スイッチ]を選択します)。

  3. イベントに適用するスイッチの種類を選択します。

    スイッチ

    説明

    ミュート

    選択したイベントを再生から除外します。

    ミュートされたイベントは、ミュート状態であることを示すため、タイムライン上では暗い色で表示されます。次の例では、中央のイベントがミュートされています。

    ロック

    移動または編集できないようにイベントをロックします。

    編集ツールバーの[ロック]ボタン をクリックすると、タイムライン上で選択したイベントをすばやくロック/アンロックできます。

    ループ

    イベントで[ループ]スイッチをオンにすると、イベントの右端を越えてドラッグでき、無音部分を挿入するのではなく、ファイルを繰り返し再生できます。

    [フェーズの反転(オーディオのみ)]

    サウンド データのフェーズを反転します。単一のファイルでデータを反転しても音は変化しませんが、オーディオ信号のミキシングまたはクロスフェード時にフェーズがキャンセルされるのを防ぐことができます。

    ノーマライズ(オーディオのみ)

    クリップすることなく、オーディオ イベントのボリュームを最大にします。

    選択されたイベントのノーマライズ値を再計算する場合は、[イベント プロパティ]ダイアログ ボックスの[再計算]ボタンをクリックして、選択されたイベントのノーマライズ値を決定します。ノーマライズされたイベントをトリミングまたは拡張する場合、適用されていた異なるオーディオ レベルに対応できるようにノーマライズが再計算されます。

    アスペクト比を維持(ビデオのみ)

    ソース メディアとプロジェクトのフレーム サイズの縦横比が異なる場合に、アスペクト比が歪まないように (ビデオ フレームを引き伸ばされないように) します。

    [インタレース フリッカーの削減(ビデオのみ)]

    このスイッチは、ソース素材がビデオとして開始しなかった場合に便利であり、大変高い空間周波数または時間周波数を含みます。

    この種類のメディアのビデオで、レンダリングされた (インタレースされた) 出力を見る場合、このスイッチが適用されていないとエッジがちらついたりして、正しく見ることができない場合があります。

    ビデオ カメラを使用せずに作成したインポートされた画像 (写真など) を使用する際や、生成されたメディアやテキストを使用する際に、このスイッチを有効にしてください。

    詳しくは、次を参照してください"生成されたメディアをプロジェクトに追加"および"テキストとタイトルの作成"

    [リサンプリング(ビデオのみ)]

    メディア ファイルのフレーム レートがプロジェクトのフレーム レートより低い場合に、ラジオ ボタンを選択して、ビデオ フレームのリサンプリングの方法を指定してください。これは、イベントにベロシティ エンベロープがある場合か、元のメディアのフレーム レートが[プロジェクト プロパティ]ダイアログ ボックスの[ビデオ]タブの[フレーム レート]の設定と異なる場合に、発生する可能性があります。

    リサンプリングによって、オリジナル フレーム間のクロスフェード エフェクトのように、中間にあるフレームが、ソース フレームから補間されます。これによって、いくつかのインタレースの問題や出力がちらつく問題が解決する場合があります。

    • スマート リサンプリング

      イベントの計算されたフレーム レートがプロジェクト フレーム レートにマッチせず、プロジェクト フレーム レートが 24 fps 以上の場合のみ、リサンプリングが発生します。

      計算されたフレーム レートは、ベロシティ エンベロープ、再生レート、およびアンダーサンプル レートでのイベント スピードへの変更を考慮に入れています。

    • 強制リサンプリング

      フレーム レートや出力フレーム レートにかかわらず、イベントは常にリサンプリングされます。

    • リサンプリングの無効化

      リサンプリングが発生しません。