バス エフェクトの使用
個々のトラックにエフェクトを適用するだけでなく、バスに DirectX および VST エフェクトを適用することもできます。
バス エフェクトは、そのバスに割り当てられたすべてのトラックに適用されます。1 つのトラックにトラック エフェクトとバス エフェクトが含まれる場合、トラック エフェクトはバス エフェクトの前に処理されます。オーディオ信号フローについて詳しくは、"信号フロー図"を参照してください。
バス エフェクト チェーンの前後どちらにバス レベルを適用するかを指定するには、次のいずれかを実行します。
-
バス チャンネル ストリップのフェーダー コントロール リージョンにある[プリ フェーダー インサート FX]ボタン
/[ポスト フェーダー インサート FX]ボタン
をクリックします。詳しくは、"バス チャンネル ストリップ"を参照してください。
-
バス ボリュームの後にエフェクト チェーンを適用するには、バス トラックまたはバス コントロールの
ボタンを右クリックして、ショートカット メニューから[ポストボリューム]を選択します。これは、バス出力フェーダーを右クリックして、ショートカット メニューから[プリ FX]を選択するのと同じです。
5.1 サラウンド プロジェクトの場合、マスタ バスは 5.1 チャンネル オーディオ エフェクトをサポートします。
オーディオ録音中に入力モニタがオンの場合、非インプレース プラグインを含むオーディオ エフェクト チェーンは、自動プラグイン ディレイ補正が使用されていることを示す黄色(
)で表示されます。ライブ モニタに使用できないチェーンは自動的にバイパスされ、赤色(
)で表示されます。
-
バスのオーディオ バス トラックにある[バス FX]ボタン
をクリックします。詳しくは、"オーディオ バス トラック"を参照してください。[プラグイン チューザー]ウィンドウが表示されます。
また、バス エフェクトを追加または編集するためには、バス チャンネル ストリップのインサート FX コントロール リージョンを使用できます。詳しくは、"バス チャンネル ストリップ"を参照してください。
-
追加する各プラグインを選択して[追加]ボタンをクリックするか、FX パッケージを指定します。
チェーン内のプラグインの順序を変更するには、プラグイン ボタンを別の位置にドラッグするか、[プラグインを左へ移動]ボタン
または [プラグインを右へ移動]
ボタンをクリックします。
-
プラグインの追加が終了したら、[OK]ボタンをクリックします。
-
オーディオ バス トラックにある[バス FX]ボタン
をクリックします。バスにエフェクト チェーンがある場合は、[バス FX]ウィンドウが表示されます。
-
[バス FX]ウィンドウでは、エフェクトの有効化/バイパス、エフェクト パラメータの編集、エフェクトのチェーンへの追加、およびチェーンからの削除ができます。詳しくは、"オーディオ エフェクトの編集"を参照してください。
また、バス エフェクトを追加または編集するためには、バス チャンネル ストリップのインサート FX コントロール リージョンを使用できます。詳しくは、"バス チャンネル ストリップ"を参照してください。
プラグインがサポートしている場合は、エンベロープを使用して、エフェクト パラメータを自動的に調整できます。オートメーション エンベロープをトラックおよびバス トラックに追加すると、トラック エフェクト、バス エフェクト、および割り当て可能なエフェクトを個々に制御できます。
トラックでのオートメーション エンベロープの使用について詳しくは、"オーディオ エフェクト パラメータのオートメーション"を参照してください。
オートメーションをサポートするプラグインを追加すると、[バス FX]ウィンドウに[FX オートメーションのバイパス]ボタン
が表示されます。エフェクトがオートメーション可能かどうかは、プラグイン チューザーの
アイコンで判断できます。
-
エフェクト オートメーション エンベロープを追加すると、[FX オートメーションのバイパス]ボタンの選択が解除され、エフェクト パラメータはエンベロープ設定を使用してオートメーションされます。
-
このボタンがオンの場合は、エフェクト オートメーション エンベロープは無視され、エフェクトの初期状態がトラック全体で使用されます。
-
プラグインからすべてのオートメーション エンベロープを削除すると、[FX オートメーションのバイパス]ボタンは使用できなくなります。
特定のプラグインの使用方法については、[バス FX]ウィンドウの[プラグインのヘルプ]ボタン
をクリックして、プラグインのヘルプ ファイルを参照してください。