Campaign での複数のパーティションの構成

IBM® Marketing Software アプリケーションを Campaign と一緒に操作する場合、アプリケーションを構成できるのは、Campaign インスタンスが構成されているパーティションです。各パーティション内のアプリケーション・ユーザーは、同じパーティション内の キャンペーン 用に構成されている キャンペーン 機能、データ、顧客テーブルにアクセスできます。

パーティションの利点

複数パーティションは、 ユーザーのグループ間に強力なセキュリティーを設定する場合に便利です。 各パーティションには、独自の キャンペーン システム・テーブルのセットがあるためです。複数パーティションは、複数のユーザー・グループ間でデータを共有したい場合には 使用できません。

各パーティションには、独自の構成設定があり、 ユーザーのグループごとに キャンペーン をカスタマイズできます。ただし、すべてのパーティションが同じインストール・バイナリーを 共有します。すべてのパーティションで同じバイナリーを共有していれば、 複数パーティションのインストールやアップグレードに要する労力を 最小限にすることができます。

パーティションのユーザー割り当て

パーティションへのアクセスは、Marketing Platform グループのメンバーシップを介して管理されます。

パーティションのスーパーユーザー (platform_admin) を除き、各 IBM ユーザーは、1 つのパーティションにしか設定できません。複数のパーティションにアクセスする必要のあるユーザーは、 それらのパーティションごとに個別の IBM ユーザー・ アカウントを持つ必要があります。

キャンペーン パーティションが 1 つ しかない場合は、キャンペーン にアクセスするためにそのパーティションにユーザーを明示的に割り当てる必要はありません。

パーティション・データへのアクセス

複数パーティション構成では、 パーティションには次のようなセキュリティーの特性があります。

  • パーティションに割り当てられているグループのメンバー以外のユーザーは、そのパーティションに アクセスできない。
  • あるパーティションのユーザーは、別のパーティションのデータを参照したり変更したり することができない。
  • ユーザーは キャンペーン の参照ダイアログ・ボックスから、割り当てられているパーティションのルート・ディレクトリーより上の キャンペーン ファイル・システム にはナビゲートできない。例えば、partition1 および partition2 という名前の 2 つのパーティションがあり、 ユーザーが partition1 に関連付けられたグループのメンバーである場合は、 ダイアログ・ボックスから partition2 のディレクトリー構造にはナビゲート できません。