[ビデオ スコープ]ウィンドウのベクトルスコープ モニタを使用すると、ビデオ信号のクロミナンス値(カラー コンテンツ)をモニタできます。モニタは、カラー ホイールの色相と彩度をプロットします。
ベクトルスコープには、ブロードキャストに規定されている赤(R)、マゼンタ(Mg)、青(B)、シアン(Cy)、緑(G)、および黄色(Yl)の彩度のターゲットが表示されます。ビデオ信号の個々の色は、ベクトルスコープ内ではドットとして表示されます。スコープの中心からドットまでの距離は彩度を表し、ドットからスコープの中心までの線の角度は色相を表します。
例えば、画像に青の色合いがある場合、ベクトルスコープ内でのドットの分布はカラー ホイールの青の部分に集中します。画像が範囲外の青の値を含む場合は、ベクトルスコープの表示は青のターゲットを超えます。
ベクトルスコープを使用して、シーンとシーンの間の色を調整できます。調整をしないと、複数のカメラで撮影したシーン間の色味が明らかに異なる場合があります。
[ビデオ スコープ]ウィンドウの表示を切り替えるには、[表示] > [ウィンドウ] > [ビデオ スコープ]を選択します。
ドロップダウン リストから、[ベクトルスコープ]を選択します。
分析するフレームにカーソルを合わせます。[再生中にスコープを更新]ボタン を選択すると、再生中にビデオをモニタできます。
ベクトルスコープ モニタには、次のようなビデオ信号のクロミナンス値が表示されます。
フレーム |
ベクトルスコープ |
説明 |
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色がブロードキャストの規定の範囲内にあります。テスト パターンの各色のドットは、適切なターゲットに集中しています。 |
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画像の青味が強すぎます。表示は、ベクトルスコープの青の部分に分散しています。 |
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ボート カバーの赤が範囲外です。表示が赤色のターゲットを超えています。 |
モニタ上にカーソルを移動して、ポインタの位置にクロミナンス値を表示します。