[表示] > [ウィンドウ] > [ラウドネス メーター]を選択して、[ラウドネス メーター]ウィンドウを表示します。
ラウドネス メーターには、オーディオ ファイルのモーメンタリ ラウドネス、ショートターム ラウドネス、インテグレーテッド(全体)ラウドネス、ラウドネス レンジに関するデータが表示されます。放送用にマスタリングするときに、これらの値を使用してラウドネス規格(CALM Act など)に準拠していることを確認します。
メーターは以下の各測定値をリアルタイムで表示します。
M メーターは、400 ミリ秒のインテグレーション ウィンドウを基準に、すべてのオーディオ チャンネルでモーメンタリ ラウドネスをラウドネス単位(LU)で表します。[モーメンタリ]ボックスには、モーメンタリ ラウドネスが数値で表示されます。
S メーターは、3 秒間のインテグレーション ウィンドウを基準に、すべてのオーディオ チャンネルでショートターム ラウドネスをラウドネス単位(LU)で表します。[ショート]ボックスには、ショートターム ラウドネスが数値で表示されます。
I メーターは、プログラムの時間中、すべてのオーディオ チャンネルでインテグレーテッド ラウドネスをラウドネス単位(LU)で表します。[インテグレーテッド]ボックスには、インテグレーテッド ラウドネスが数値で表示され、オーバーターゲット インジケータも含まれます。
LRA メーターは、モーメンタリ レベルとショートターム レベルのラウドネス レンジをラウドネス単位(LU)で表します。[ラウドネス レンジ]の測定は、信号のダイナミック レンジを判別する標準的な方法です。
[トゥルー ピーク]メーターは、ピーク レベルを dB FS で表します。トゥルー ピークは、[マスタ バス] ウィンドウのピークより高いサンプル レートを使用して計算されるので、精度が増します。
トゥルー ピーク インジケータは、ターゲット ラウドネスを超えているかどうかを示します。このインジケータは、再生を再開するとリセットされます。または[ラウドネス メーター]ウィンドウを右クリックしてショートカット メニューから[クリップのリセット]を選択すると、リセットできます。
ウィンドウの左側の統計には前回の計算値が表示され、再生を再開するとリセットされます。[ラウドネス メーター]ウィンドウを右クリックして、ショートカット メニューから[測定エンジンのリセット]を選択すると、値をリセットできます。
ラウドネスは、再生を開始、停止、シークしたり、再生方向を変更したりすると、自動的に再計算されます。再計算を強制する場合は、ウィンドウを右クリックしてショートカット メニューから[測定エンジンのリセット]を選択します。
[プロジェクト プロパティ]ダイアログ ボックスの[オーディオ]タブで[マスタ バス モード]ドロップダウン リストを[5.1 サラウンド]に設定すると、ラウドネスの測定時にサラウンド処理が適用されます(左右のサラウンド チャンネルに ~1.5 dB のゲインが適用されます)。[マスタ バス モード]ドロップダウン リストを[ステレオ]に設定すると、すべてのチャンネルがラウドネスの測定に均等に影響します。